ギターを弾く人はギターという楽器に気を使う。きれいに拭いたり弦を張り替えたり少しのズレも許さない
チューニングをしたり。しかもギターの音色が気に入らなければ他のギターにかえれる。
でもヴォーカリストは生まれながらに楽器が与えられてる。
好みであろうとなかろうと取り換えるわけにいかない
歌うたいは楽器であると同時にプレイヤー。楽器を丁重に扱い、チューニングし、
さらに使いこなさなければならない。
例えば、ギター(または他の楽器)をボーカルのように、一日中いつでも持っていなければならないと仮定す
る
そのギターを片手に車や電車に乗る。寝そべる。食べる。雨の日とかはギターが濡れないようにする
ギタリストはヴォーカリストが体をいたわる以上にギターを大事にする
ヴォーカリストは自分の楽器に対して無頓着なもの。
コンディションを予測できないからストレスがのしかかったりする。
レコーディング、LIVE当日風邪ひかないか、とか。もちろん楽器演奏者にも同じことがいえるけど、
自分が風邪ひいても、楽器は音がなるからね。
いざ歌おうとするたび過去数週間の出来事がツケとなってまわる。
トレーニングしたか笑ったか泣いたか叫んだかしゃべりまくったか、炎天下からクーラーにあたって冷やした
か
フルーツや野菜をいっぱい食べたかコーヒーを飲んだか酒を飲んだか。
こうしたこと全てが楽器としての体の健康とコンディションに関わる。
プレイヤーとして、声をコントロールする事はトレーニングにより、上手くなり歌うというプレイは上達する
楽器としての喉を大事にケアし、コンディションをととのえていくと、楽器は人を魅了する。
ただ抜群に声がよく、しかも声を磨く努力をしたことがない人もいる。
それどころかタバコ、酒をのみウォーミングアップもしない、ようするに誰よりもルール違反をするのに
声はいい。なぜ?と思うかもしれないけど、
この疑問は例えば、
今からバスケをするとして、身長が150センチの人と190センチを越す男がいるとする
ぱっとみてどっちをバスケのチームにさそう?
技術を度外視したら190センチを越す人はバスケをするには、いろいろな面で有利に思える。
だからといって150センチの人はバスケをあきらめろっていうのでなく他の方法で身長の差を埋めればいい。
たとえいいヴォーカル楽器を持っていても歌おうとしなければ意味はない
与えられた楽器がそれなりでもシンガーを志すなら楽器を磨く。
喉はもともと歌を歌う事に適してるわけでないものだから毎日の努力、そして続ける為の夢を忘れぬよう。
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