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●去年パワーリーグの不完全燃焼から1年。今年も熱い夏がやってきた。
今年の情報ではシューティングゲームでの大会らしい。ついにヘクターの屈辱を晴らす時がやってきた。
ゲーム名はスターソルジャーの名前がからむとか、からまないとか、いろいろ流れた。
ゲーム誌に発表される。その名も【ガンヘッド】
聞けば映画とタイアップらしい。余談だが映画は見たことがないｗ。
大阪は東大阪の端、大蓮という街がある。なかじと、去年パワーリーグでコンビを組んだ中西、
そしてもう一人ダークホースがいた。大蓮ゲームトリオの一人棒引（ぼうひき）通称「サル」だ。
サルはゲームも上手いが、頭を使ったゲーマーだったな。
なかじや、新井は何度も同じ練習を繰り返し、偶然見つけた凄技を、また何度も練習する
しかし、さるや、清水氏は情報を集め、あてずっぽの戦法でなく、計算された戦法でしかも、
死ににくい技を見つける。
簡単に言うたら、猛虎、日向小次郎タイプとガラスの貴公子、三杉淳タイプみたいなものなのだよｗ
今回のガンヘッドは発売されるものの、キャラバンモードが入っていない。
大会会場でしか練習ができないのだ。
「何を考えてるのか？」キャラバン戦士は吠えたｗ
ハドソン側の狙いとしては、練習してなければ常連もそう簡単に優勝できないだろうと踏んだのだろう。
（ところが一部の人間はゲームを社員から借りたり、ある場所では、
いつでも練習できたりと不正があったが）
発売されたガンヘッドでも3面が、キャラバンモードに近かったので戦士はそれで練習をしていた。
今年も遠征を企てる。中西の田舎四国に借家があり、まず高松に行こうという事になった。
まずは14日高松。今回から予選方式が変わった。○○点以上とれば予選通過だというのだ。
決勝にチャレンジできる人数が増える分、点数は上がるかもしれないが、あきらかに緊張感はなかった。
今回南のリーダーは鈴木民人さん。名人ではないがハドソンの社員であり、大好きな人である。
さらにインストラクターの通称あねごも仲良くしてくれた。
さぁ決勝。鈴木さんはこの日初対面だが何か注目されていた。（日本2位というのは知らなかったらしい）
それまでの南の最高得点は108万点前後。
108万点は抜いてくれよーとか言われていたが、死技をやったとたん「ざんね～ん」と言われ
別の人を注目しはじめたｗ。
死技なのに・・ｗしかし練習不足からか、その後2回死んでしまうｗ
しかし死にどころがよかった？のか、得点は112万点。
「え？3回も死んだのに？？」鈴木さんは、ものすごくビックリしていたｗ
実はすでに技があった。ジェルを30個とれば8方向ブラスターがでるのだが一機1万点なのだ。
また武器オプションをとらなければ、ジェルを取り続けるだけで8方向が出まくる。1万点稼ぎ放題だｗ
中西も、さるも調子が上がらず得点は平凡に終わる。なかじは112万点で優勝を今季初優勝を飾る。
レベル低かった・・。
いったん帰って、また練習し岡山大会に臨む。予選やはりだらける。
緊張感なくていややなぁ。北キャラバンでは118万点が出ているとの事。
清水のでていない北キャラバンに負けるわけにいかない。
なかじの調子は上向き！岡山での練習にて120万がでた！しかし決勝でゴミを逃し結局116万点どまり。。
サルが調子がいい！最後のボスを倒せば118万を超える！いけーー。その時！
【ドカーーン】へ？？
誰もが目を疑った。キャラバン史上最弱ボスが吐く小虫にぶつかった。考えられないｗ
ボスの真上にいるだけで倒せるのに、運悪く小虫が重なったｗ
結局なかじが116万点で優勝したよｗ
キャラバン後半になり、得点も伸びてきた。
8月22日富山にて無名の新人冨田が119万点をたたき出したらしい
負けてられない。なかじ達3人は今季初の北キャラバン福井会場へと向かう。
何故か北キャラバンのスタッフに、なかじは敵対視されるｗ。一体何なのだろうｗ
岡山から最高得点が伸びず絶不調へと落ちていた。ここでもやはりミスを連発し得点は伸びない。
ここでサルが新技を開発した！最後のボスを倒した後にザコがでてくるのだ。
こいつに体当たりし、自爆してBOMを増やす。BOMはクリア時点で残っていると一個5000点。
自爆するとBOMが３つ増えるので1万5千点GET！
しかし問題があった。ⅠとFだとバリアーがつくのだ。フルパワーだと、ほぼ全体をバリアーで埋め尽くされ
る。
敵にまん前で当たれば自爆できるが、ザコは左右に揺れる。まん前で敵に当たるのは難しい。
さらに最後のザコが出てくる確率が低い。めったに出てこないので、練習のしようがない。
仕方ないので途中のザコで練習していたが。最後に出る確率が低い為基本的にはこの技は考えなかった
しかし、ここでサルがきた！117万点をだしTOP10に顔を出した！
大蓮からｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
優勝してﾆﾔﾘとしたサルの顔が忘れられないｗこれで調子にのったサルはTOP3に入って
CDROMROMを2台以上もらう作戦に出ることにしたらしい。
あまい！！そうはいくかーー。
並々ならぬ決意で名古屋大会に臨む。
ここでなかじはヘクターのキャラバンの戦い方を思い出す。
「試合以外のゲームをしない」
その日一日練習をしてはいけないのだ。
しかしその日は予選を終え一度練習してしまった
なかじは、最終手段に出る。
端っこで寝た！ｗ
寝てその日をリセットする作戦にでたのだｗ
起きて今から初めてゲームする気分になった！いける！何故か確信をもったｗ
技術うんぬんではないのだ。点数は練習ででてるから自信が必要なのだ。
後にこの作戦は語り継がれる事になる
決勝は一番最後に出場。もちろんモニター席（みんなにPLAYが見られる）だ。
死技での得点が42000点・・低い！見守る新井から、ちょっと低いんちゃう？と耳打ちされる。
「大丈夫！」
根拠はないｗ 難しい地点はクリアした。難関はラスト周辺のゴミ。
どこからでてくるかわからない上、約0.5秒で広がる。広がる前に倒すと1万点。10匹でるので10万点
さぁゴミ地点！左右左右 交互にゴミがくる。順調に撃破・・左右
ここで！何故か自機を交互に動かさず右右にいった。これは直感か単なる偶然か。敵も右右ででた！
奇跡ｗミラクルｗ
ゴミを全部とった！ただなかじの表情はさえない。119万弱か。
ゴミが終わった時点で大体終わる点数がわかるのだ。。
いや、これでも冨田を抜く点数だったが、寝ぼけてたようだｗ
最終ボスを倒す。点数がいくらでるか確認する。
その時！きた、ザコだ！忘れていた！
ここで何故か走馬灯のように頭ん中を駆け巡る
（今までのなかじはこういう肝心なとこでミスしてたなぁ。このザコ何回練習したっけ。今回もミスるな。自爆
しかたは・・）
そうだ！ザコが左右に動いて右から左にいくこの瞬間！
「どか～ん」
おっしゃぁぁ～（オフィシャルビデオ参照ｗ）
見事自爆した！
あねごが叫ぶ！周りがざわつく！会場に来ていた高橋名人も叫ぶ「いった！これは文句ねぇな！」
同時に考えた。たしか119万くらい出る予定だったから120・・
ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
スタッフも叫ぶ。「日本最高得点？TV局もどせｗ」そう名古屋TVが大会模様を映してたのだが
なかじの寝る作戦で、一番最後の番だった為帰ってしまったのだｗ
得点は121万3210点！うぉー、現時点で日本一の得点！練習でも出した事のない点数を叩き出した！
やはり一度寝て最初のプレイは強かった！やっぱりヘクターはこうして勝ったのだｗ
ついに第5回キャラバン南がリードした！これは大きい！北キャラバンは残り一日しかない！
スタッフと仲間に胴上げをされる。いやいやまだ早いってｗ。松坂屋店長より賞状と副賞を受ける。
ここで柿総帥がうらやましそうになかじを見てたのを思い出したｗビデオに残ってますｗ
頑張れ柿総帥
最後にサルが、「もうぬかれへんわ・・」と寂しそうに言ってたのが印象的だったなぁｗ
その日は新井の家へ泊めてもらいに行く。新井のおばちゃんにお褒めの言葉をいただくｗ
ここで新井にガンヘッドの技がいろいろばれるｗ基本的に何も教えてなかったからなぁｗ
もう南キャラバンも最終だからいいやｗ
さぁ南キャラバン最終日。場所は聖地大阪NEC C&Cプラザ
鈴木さんを捕まえ北キャラバンの結果を聞く。
北は得点が出なかった！南の勝利確定！よし！
南の勝ち。それだけですごくうれしかったね。5年かかってようやく北に一勝。(´ー｀)
さぁ勝ちは決まった。ここで弟子ができる。小林大輔だｗ小林一家が話しかけてきて知り合いになった。
大輔はすごく上手かった。びっくりしたなぁ。今どうしてるんだろう。
小林のライバルは、東大ボーイになったが、ひどくおっさんになったぞｗ（失礼）
話を戻して決勝。今日は駄目。集中できず。結局得意のリセットｗ
最後に近づいて、いきなりどよめきが起こった。出た！何と119万点。出したのは何と！中西だ！
うぉぉぉ！なっかんがｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!全国3位の得点だ！
最後にザコが出なかったらしい（出たら２位）そのまま大阪大会は中西が初優勝。
なかじは5年をかけ遂にグランドチャンピオンとなった。スターフォースの予選落ちが
悔しくて頑張ったキャラバン。5年かかったが遂に頂点にたった。
いやぁ嬉しくてばぁちゃんに電話したよｗものすごいびっくりしてたｗ
従兄弟のおっちゃんは、「そんなにゲーム上手いんか？ほんならドラクエも1日でクリアできるんか？」
と何か勘違いしてたな・・。
サルは福井で出した、117万点で日本ランキング7位となった。
大阪、東大阪の端っこ大蓮から日本一位、日本三位、日本七位が生まれたｗこれは事件だ！
今年の夏は、全国優勝 そして地元大蓮人の活躍 まさしく人生最高の夏となった。
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